BMWX1X3 / X4X5 / X6

BMW Xモデル 15周年

BMWで始めてXのバッジが付けられたのは1999年のE53 X5でした。BMWは、X5をSAV(Sports Activity Vehicle)と呼び、オンロードのスポーツドライビングとオフロードの両立という新しいクルマのカテゴリーを提案しました。あれから15年。BMWはXモデルを5車種に増やし、全世界で約330万台も販売し、今日のSUVブームを牽引するマーケットリーダーとなりました。BMW Xシリーズの歴史をさがのぼってみたいと思います。

4WDでも駆け抜ける歓びを。全てはE53 X5から始まった

X5-3

全てはE53 X5が始まりでした。着座位置を高くしながら、オンロードとオフロード共に卓越したハンドリングパフォーマンスを提供する。この難題に対し、BMWが出した答えは、フロント38:リア62にトルク配分する、というものでした。そして、DSC (Dynamic Stability Control)、ADB-X (Automatic Differential Brake)、そしてHDC (Hill Descent Control)という先進の電子制御により、オフロード性能にもチャレンジ。結果、SUVカテゴリでマーケットと呼べる場所は米国しかありませんでしたが、E53 X5の登場によってSUVというカテゴリが欧州そして日本へと一気に広がり、2005年には、累計620,000台ものX5が米国スパータンバーグ工場でアッセンブリーされる大ヒットとなりました。
このサウスカロライナのBMWスパータンバーグ工場は、今やXモデルのコンピテンスセンターとなるほど拡大しており、X5、X6、X3、そしてニューモデルのX4の生産を行っております。

SAVのさらなる進化。BMW xDriveとX3の登場

x3-1

2004年。BMWはSAVの更なる進化へ新しいニューモデルを投入します。BMW X3です。「コンパクトSUV」という、またもやニッチマーケット向けの新しいカテゴリを構築しました。X5よりもコンパクトにし、さらなるアジルなハンドリングキャラクターを追求しました。
X3は、新しい4輪への駆動のあり方も提案しました。BMW xDriveという電子制御式多板クラッチによる4WDシステムです。スタビリティコントロールシステム(DSC)と連動することにより、タイヤがグリップを失っても差動制御してオンデマンドに各タイヤへ有効に駆動力をデリバリーすることが可能となりました。
第1世代のX3は、2010年までに全世界で合計600,000以上のセールスを達成する大ヒットとなりました。

サスペンションを強化した第2世代X5

X5-8

初代X5の大成功を受けてモデルチェンジした第2世代X5。2006年からスパータンバーグ工場で生産が開始されました。第1世代からキープコンセプトで、スポーティー路線よりも、ラグジュアリー路線を強めていくことになります。全長も19cmも大型され、明らかに米国マーケットを強く意識したクルマでした。エンジニアリング的な進化はサスペンションシステムに見られます。フロントサスペンションには、SUVとしては異例のダブル・ウィッシュボーンを装備。リアには信頼性の高いBMWが特許を有している独自の後輪用のサスペンション「インテグラルIV リアアクスル」です。
そして、この時期に「BMW EfficientDynamics」という標語が生まれ、コモンレールおよびピエゾ・インジェクション技術を採用したオールアルミ製ディーゼルエンジンもラインアップに加わりました。
第二世代X5も商業的には大ヒットとなり、全世界で730,000台以上も販売されました。

さらなるドライビングプレジャーを。Sports Activity Coupe BMW X6

x6-3

BMWの「ニッチマーケット欲」は留まることを知らず、新たなを冒険を模索します。2009年に発表されたのは、クーペのカタチをしたSUV、SAC(Sports Activity Coupe)というセグメントです。
さらなるハンドリングダイナミクスを追求したX6に搭載されたxDriveテクノロジーは「Dynamic Performance Control」と呼ばれるものでした。前後のみならず左右のリアホイールにもトルクを配分する仕組みです。そして、「ActiveHybrid」と呼ぶハイブリッドシステムを搭載したことも大きなトピックでした。
さらに、同2009年、かのBMW M GmbHが手がけた、BMW X5MとBMW X6Mという2つのハイパフォーマンスなXモデルも発表となりました。

SUVをもっと小さく。プレミアムコンパクトSUV、X1の誕生

X1-1

ドライビングプレジャーを諦めないSUVを。BMW Xモデルがコンパクトセグメントに降りてきました。マルチユース、スポーティネス、アジリティ。BMW X1の特徴となるキーワードです。再び新しいセグメントの創出に挑戦した意欲作です。SAVの先駆者となったBMWは、このコンパクトSUVセグメントでも成功し、2年半で300,000台以上のセールスを達成しました。BMW X1の製造は米国スパータンバーグ工場ではなく独ライプツィヒ工場でした。加えて、X1は中国の華晨汽車とのジョイントベンチャーにより中国の瀋陽工場でも製造されました。そしてBMW X1は、現在まで全世界で合計640,000以上も販売されています。
エンジニアリングのトピックとしては、今ではBMWの基盤技術となったBMW TwinPower Turbo technologyのエンジンを搭載した点です。加えて、Xモデルとしては初のFRモデルもラインアップしました。コンパクトSUVとしては始めての8速トランスミッションを搭載し、燃費対策も抜かりはありません。さらに、Euro NCAPのクラッシュテストでトップ性能となる5スターを獲得し、セーフティ性能もハイレベルにあります。

ミドルサイズSUVのリーダーとして正常進化。第2世代BMW X3、そしてBMW X4

x3-5

2010年に第2世代となるX3が発表となりました。スポーティネスとエフィシエンシーの更なる進化に留まらず、室内環境の拡大による快適さの向上も図られました。ニッチセグメントから花形セグメントとなったミドルサイズSUVのトップの座を死守するべく、3つのガソリンエンジン、4つのディーゼルエンジンと多彩なエンジンラインアップを用意しています。
そして、プレミアムミドルサイズSUVのセグメントにもSports Activity Coupe、BMW X4を投入しました。

第3世代となったX5、そしてニューX6

X5-13

E53 X5から15年。第3世代となるBMW X5が投入されます。ドライビングプレジャー、エフィシエンシー、マルチユース、ラグジュアリー。BMWがX5で追求したきたキーワードをさらに昇華させています。7列シートの実現、そして燃費性能を追求したX5として始めてのFRモデルとなるBMW X5 sDrive25dが設定されます。
そして、BMW Xファミリーの最新エディションが第2世代となった元祖SAC、BMW X6です。コーナリング時のスポーティなハンドリングをさらに強調するためにリア左右輪への駆動力配分を可変制御するトルクベクタリング「アダプティブサスペンションシステム」がオプションで選択可能になりました。

BMW Xモデルの今後

まず、大注目は、来年のジュネーブモーターショウでワールドプレミアが噂されている第2世代のX1です。MINIと共有プラットホームとなり、FF車となることが確実視されています。そしてX1のSAC、X2もグリーンライトのようで、2017年モデルとして登場することが予想されています。
これからも拡大していくであろうBMW Xファミリー。その行方に注目です。

BMW X5

BMW X6

BMW X3

BMW X4

BMW X1

Show More

Related Articles

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

Close