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2015 Mercedes-B-Class Electric Drive 詳細情報

BMW i3と比べると。。

2015年モデルよりMercedes-Benz Bクラス MPVがフェイスリフトになっています。エンジニアリング的には大幅な変更はなく、主な内容はインテリアクオリティのアップグレードでしたが、パリモーターショウで注目されたのはBクラスのEV版「B-Class Electric Drive」と「B-Class Natural Gas Drive」の2つのオルタナティブドライブシステムの発表でした。
そして、この2つのモデルを量産することを決定し、11月3日より欧州で予約受付を開始、デリバリーは年末から、というスケジュールです。

BクラスEVの技術的なポイントは、リチウムイオンバッテリーやナチュラルガスのタンクを格納するスペースを確保した「ENERGY SPACE」というボディシェルにあります。
このボディシェル構造により、ラゲッジコンパートメントのスペースを犠牲にすることなく、しかも5シートの空間もしっかり確保しています。
BクラスEVには、132kW以上のパワーを発生するモーターが搭載されます。最大トルクは340Nmに達し、おおよそ3.0リッターの自然吸気ガソリンエンジンに相当します。
メルセデスは、トルクがスタート直後からピークに達するため停止状態からもパワフルな加速が楽しめると言いますが、0-100km/hは7.9秒に留まります。BMW i3の7.2秒と比べると随分とスペックが落ちます。

パナソニック製のリチウムイオンバッテリーのキャパシティは28kWhで、航続距離は200kmを実現しています。テスラモータースにより技術提供を受けているモジュールです。
「ENERGY SPACE」と呼ばれるフロントとリアアクスルの間のアンダーフロア下の空間にコンパクトにかつ安全に格納できるよう設計されています。
サムソン製のBMW i3のリチウムイオンバッテリーのキャパシティは18.8kWhですので、BクラスElectric Driveの方が高機能です。400Vのチャージングステーションで、約3時間でフルチャージが可能です。
また、30kmの航続距離延長を可能にするレンジエクステンダーをアドオンできる「RANGE PLUS」というオプションも用意されます。

総括:果たしてこのクルマを欲しいという人がいるのか。

メルセデスBクラスElectric Driveの発表時に、ブルームバーグのビジネスアナリストが「ローコスト。ローリスクである」と評価しました。アッセンブリーラインは既存のガソリン、ディーゼル版とシェアできることから、一定量の販売数を確保しなくても良いからです。
高機能なリチウムイオンバッテリーの重量は約300kgにも達し、車両重量は約1,700kgに達します。BMW i3の1,260kgに比べると果てしなく重いです。太った体を支えるために固いスプリングとダンパーを装備し足回りを強化していますが、BMW i3が見せる軽快なハンドリングの境地には達していないことが容易に想像出来ます。
カーボンファイバー製パッセンジャーセルとアルミニウム製シャシーという、BMWの最新軽量化技術により作り込まれたBMW i3と、ローコスト&ローリスクで「Less Effort」なMercedes-B-Class Electric Drive。そして価格はBMW i3とほぼ同じです。
ブルームバーグのアナリスト曰く、この差は大きく2020年頃までにはBMW i3の方がBクラスEVよりも約2倍の販売量を達成しているだろう、と予想しています。
しかし、欧州にはこのクルマを買うという人が少なくともいるのですね。。メルセデスの安全性能に魅力を感じる人でしょうか。

フォト:B-Class Electric Drive

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