Land Rover & Jaguar

2015年モデルRange Rover オフロード性能を強化

次元の異なる四輪駆動シャシーの性能。

英ランドローバーは、レンジローバーとレンジローバースポーツのキーテクノロジーの一つである、さまざまな地形に対応できるように設計された「All-Terrain Progress Control (ATPC)」技術をアップデートしたと発表しました。
ATPCをランドローバーは以下の通り解説しています。

「ATPCは、停止状態または走行時において、ブレーキペダルから足を離してもその後は一切のペダル操作をすることなく、ドライバーが望む速度を維持するシステムで、車両の設定を継続的にモニタリング、調整し、あらゆる状況下でトラクションを最適化し、車両の前進・後退を続けます。ATPCはドライバーの負荷を減らし、急こう配の斜面や起伏のある地形、低グリップ路面などでも車の挙動を安定させ、「レンジローバー」が世界に誇るオフロード走破能力をさらに強化します。非常に低速で粘り強い走行が求められる、過酷なオフロード環境で、特に効果を発揮します。ATPCは前進、後退どちらのギアであっても、1mphから19mph(1.8km/hから30km/h)の間で作動可能です。」

ドライバーが手動でモードを切り替えなくとも、車両が自動選択してくれる仕組みです。アクセルの踏み込み加減や速度、サスペンションのストローク位置、操舵時のトルク反力など毎秒約100回の頻度でモニターを行い、制御モードを自動的に切り替えるプログラムです。過去数十年に渡りオフロード走行に関する膨大な知見を有してきたランドローバーしか出来ない技術と言えます。

このATPCがサポートするランドローバーの四輪駆動シャシーですが、ペベルギア式(傘歯車)のセンターデフにより、常に50:50で前後輪にトルク配分を行うフルタイム4WDです。そしてLSDは、湿式多板クラッチによる電子制御LSDとなります。そして、さらにオンロードのスタビリティ向上のため、リアデフにも電子制御LSDを備えています(オプション)。
ポルシェカイエンなどライバルのプレミアムラージSUVと比べると四輪駆動シャシーの技術レベルは明らかに次元が異なります。

レンジローバーの四輪駆動シャシー+新世代テレインレスポンス。もはや差動制限機構というよりも「総合運動制御システム」と呼んだ方がふさわしいのかもしれません。

その他、もう一つの大きなアップデートは、ドライビングに関する主要データをフロントガラスに投影して利便性を高めるヘッドアップ・ディスプレイをサポートした点です。走行速度、ギア・ポジション、シフト・インジケーター、クルーズ・コントロール情報、衛星ナビゲーションからの指示、トラフィックサイン・レコグニッションなど、投影される情報は多岐に渡ります。

エンジンについても、定評のイートン製のスーパーチャージャーを捨ててボールベアリング式シングル・ターボチャージャーを採用すると発表しました。
エンジンテクノロジーの詳細は、今後調べたいと思います。

フォト:Enhanced Off-Road Capability With Increased Performance And Efficiency For Range Rover And Range Rover Sport

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