FeatureQ-Series

2016 Audi Q7 ファーストオフィシャル

独アウディは、第二世代となる大型SUV「アウディQ7」のファーストオフィシャル情報を公開しました。この北米マーケット向け大型SUVのワールドプレミアは来年1月のデトロイトモーターショウとなります。

前モデル比325kgの軽量化

ボディサイズは、全長が5.05m、ホイールベースは2.99m、全幅が1.97m、全高が1.74mとなり、最重量級SUVクラスとなります。これでも前モデルより若干小さくなっています。
前モデルのQ7と比べ、325kgもの軽量化に成功してます。Audi Q7 3.0 TFSIの車重は1,970kg、Audi Q7 3.0TDIは1,995kgとなり、2,000kgを切った大型SUVはアウディQ7が初となります。ボディを高張力鋼の多用とマルチマテリアル化したことにより75kgも減量し、ドアパネルをオールアルミにして24kgの減量、そして100kg以上はシャシーから重量カットしました。ボディにおける高張力鋼の使用は41%に達します。また、オールアルミ化した部位はドアパネルに留まらず、フロントフェンダーやエンジンフード、リアハッチにも及びます。
この軽量化の恩恵で、前モデル比でTFSIモデルが28%、TDIモデルで23%燃費性能が改善されています。

メカニズムの注目点はシャシーにあり

メカニズム面での最大の注目点の一つはプラットホームを変更した点です。前モデルはフォルクスワーゲンL7型でしたが、第2世代Q7は、VWグループでエンジン縦置き用の大型モデルが対象となるMLB(モジュラー ロンギチューディナル システム)がベースとなります。A7で使用している新世代MLBです。スティール・モノコックを廃し、アルミニウムとスティール、そして軽量コンポジット・マテリアルの複合となりました。100kg以上の軽量化を果たしました。
次世代のフォルクスワーゲン・トゥアレグ、ポルシェ・カイエン、そしてベントレーのSUVにもこのプラットホームが採用される予定です。なお、次期A4には「MLB-Evo」というMLBを若干小型化したプラットホームになるようです。

パワートレイン

欧州では、2つのV型6気筒エンジンが用意されます。Audi Q7 3.0TDIには、最高出力272PS/最大トルク600Nmを発生するV型6気筒3.0リッターディーゼルエンジンを搭載します。0-100km/hのタイムは6.3秒です。ブロック素材はバーミキュラ鋳鉄を素材に使っています。高い燃焼圧に耐えるため、そしてV型6気筒の構造上の問題点となる慣性偶力対策として、この素材が必要だったのでしょう。エンジン単体で300kgを超えるヘビー級の重量です。VWトゥアレグが搭載するV6ディーゼルエンジンと同じです。
そして、出力をデチューンして燃費性能にこだわったAudi Q7 3.0TDI Ultraも追って市場に投入されます。
Audi Q7 3.0TFSIには、最高出力333PS/最大トルク440Nmを発生するV型6気筒3.0リッターガソリンエンジンを搭載します。0-100km/hのタイムは6.1秒です。この前後長を詰めてコンパクト化したV6エンジンですが、良い所を探そうとしても目につきません。

アジア市場向けには、最高出力252PS/最大トルク370Nmを発生する直列4気筒2.0リッターガソリンエンジンが搭載されます。このEA888ユニットの方が、3.0TFSIのV6エンジンよりも遥かに洗練されており、ガソリンエンジンを選ぶなら、断然この直列4気筒をチョイスするべきでしょう。

これらのエンジンには8速ATが組み合わされます。

プラグインハイブリッドも登場

2015年後半には、4輪駆動システムquattroと組み合わせたプラグインハイブリッドモデルAudi Q7 e-tronも出ます。ハイブリッドシステムは、V型6気筒3.0リッターディーゼルエンジンと8速ティプトロニックトランスミッションに組み込まれたモータとの組み合わせです。このコンビネーションにより、最高出力373PS、最大トルク700Nmを達成します。
リチウムイオンバッテリーは17.3kWhのキャパシティを持ち、EVモードで56kmの走行が可能です。
このPHEVのライバルとなるVolvo XC90 T8 ツインエンジンのパフォーマンスは最高出力400ps/最大トルク640Nmですので、ほぼ互角と言えます。EVモードでは、Volvo XC90 T8 ツインエンジンは約40kmですので、バッテリー能力はAudi Q7 e-tronの方が優れています。
Audi Q7 e-tronの0〜100km/hスプリントタイムは6.0秒、最高速度は225km/hとなります。環境性能ですが、燃費は1.7L/100km(約58km/L)、CO2排出量は50g/kmという高性能を誇ります。

進化したインフォテイメントシステム

インフォテインメントシステムとして、第二世代となるMIB(モジュラーインフォテインメントプラットフォーム)を搭載します。アウディが「Audi virtual cockpit」と呼んでいるものです。今やアウディの盟友となったグラフィックチップメーカー、NVIDIA社との共同プロジェクトです。さらに、光ファイバーを使った次世代車内ネットワーク規格「MOST」を採用。車内間での高速なデータ転送が可能となりました。
そしてMMIコントローラーユニットも新世代となり、タッチパッドが大型化されました。「Google Android Auto」や「Apple CarPlay」とのインテグレーションも新たにサポートされています。

オフィシャルフォト:The new Audi Q7 – Sportiness, efficiency, premium comfort

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