3 / 4-Series

BMW M GmbHの次なる一手か?

水噴射エンジンを量産する!?

二輪ロードレースの最高峰カテゴリー、ロードレース世界選手権「Moto GP」のオフィシャルパートナーとして2015年シーズンで17年目となるBMW M GmbH。BMW M GmbHは、2015年シーズンのオフィシャルセーフティカーとして登録される「BMW M4 MotoGP Safety Car」のオフィシャル情報を公開しました。その中に、以下驚きの情報がありました。

BMW M Division will begin production of a model featuring water injection. Water injection is a system designed to increase the performance and reduce the consumption of combustion engines. We will be using this technology in the BMW M4 MotoGP Safety Car for the 2015 season for the first time.

水噴射エンジンが2015年シーズンのBMW M4 MotoGP Safety Carの新しいハイライトです。そしてこの技術を他のモデル(量産車か?)にも適用する、という内容です。

m4moto-14

ウォーターインジェクションは、呼んで字のごとく、高圧ターボ過給で高温になったシリンダー内の吸気混合気を冷やすため、シリンダー内にインテークマニフォールドに直接霧水を噴射することにより冷却する、というシステムです。水は気化すると約千数百倍にも膨張するため、ピストンを押し下げる大きな力にもなり、さらなるエンジンパワーを得ることも期待できます。
如何に冷やすか、がパフォーマンスを追求するターボエンジンの最重要課題です。水冷式インタークーラーだけでは荷が重すぎる課題かもしれません。最近ではクールドEGRをインテークマニフォールドと協調制御する仕組みが実装されているクルマもあります。このインテークマニフィールドに直接水を噴射する冷却システムはユニークな試みです。

ウォーターインジェクションの最大の問題点は、水蒸気や水滴によるエンジン内部の腐食です。また、エンジン周辺の電子機器(インジェクター制御マイコンなど)への影響も必至です。よって水噴射はフェラーリのF1カーなどワンメイクのレーシングカーで採用されており、日常的に、しかも数年間利用する自動車メーカーの量産車では実装は不可能だ、と言われてきました。

BMW M GmbHは、一体どのようにこの技術的難題をクリアしようとしているのか。そして量産版のM3/M4への搭載はあるのか。テクノロジーの詳細は今だ不明です。具体的な動作は以下のビデオを確認ください。

シリンダーブロック内に直接水を噴射するレーシングカーで見られる仕様かと思いましたが違いました。これだと量産車でも実装は早そうな気がします。

ビデオ:Water Injection BMW M4 MotoGP Safety Car

フォト:BMW M – Official Car of MotoGP. Media Guide 2015

Show More

Related Articles

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

Close