7-Series

オールニューBMW 7シリーズのボディ技術が明らかに

セグメントで最先端のボディ構造を手に入れた!

独BMWは、フルモデルチェンジを控えている第6世代の7シリーズに関する技術概要を発表しました。先進的な技術が目白押しですが、中でも「Carbon Core」と呼ぶCFRP(炭素繊維強化プラスチック)を多用したハイブリッドボディに注目です。BMW iシリーズから技術転用した最先端ボディ技術です。

来るべき新型7シリーズは、現行7シリーズ(F01)と比べ、約130kgも軽量化されます。快適&安全性能に関する数々のデバイスが新たに装着されているにも関わらず、このダイエットは驚愕です。

この軽量化の要因は、鋼板とアルミ、そしてCFRPの「ハイブリッドボディ構造」に他なりません。

オフィシャルビデオ:BMW Lightweight CFRP


CFRPはアルミよりも軽く鉄より強度のある、新世代化学素材のエースです。

特筆はキャビン骨格全体にCFRPを利用している点です。CFRP製のキャビン骨格技術を、BMWでは新たに「Carbon Core」と命名しました。約130kgの削減の内、ボディシェルで約40kg、その他90kgはキャビンフレームだと思われます。CFRPボディの大量生産に唯一成功しているBMW iシリーズのノウハウが多分に生かされています。CFRPはコストが高いのですが、一方で一体成形が得意で大幅な部品点数の削減も可能とし、さらに錆びないCFRPは防錆塗装も必要ありません。素材コストの高さを、部品点数の削減と行程削減で相殺しようとする姿が伺えます。

現代のボディ技術において、技術革新の中心にあるのはBピラーです。側面衝突時にはこの1本の柱だけでパッセンジャーを守らなければなりません。アルミとCFRPを重ねてサイドシルとルーフサイドレールを接合しています。この技術はBMWオリジナルではないでしょうか。なお、ルーフサイドレールにもCFRPが使われています。これだけ頑丈な構造になると、果たしてA/Cピラーが本当に必要なのか、という疑問が湧きます。

そしてボディ骨格(スチール&アルミ)とCFRPキャビンフレームとの接合は、当然の事ながら溶接することは出来ません。ボルトで固定するのに加え、接着剤を使用すると思われます。現行7シリーズでも協業関係にある、ダウ・ケミカルの最新の接着技術が使われるのでしょうか。ただし、ダウ・ケミカルはフォードと炭素繊維を使った自動車部品の共同開発で合意しており、新たなパートナーの技術を使っているのかもしれません。

欧州メーカーのボディに対する方向性も見えてきました。アウディとジャガー&ランドローバーは「オールアルミ」、メルセデスは「鋼板とアルミのハイブリッド」、そしてBMWは「鋼板とカーボンのハイブリッド」、です。

ストレート6が新世代へと進化

BMWが誇る「無欠のレシプロエンジン」、直列6気筒エンジンが新世代となります。3気筒、4気筒、6気筒全て同じボアxストロークで、さらにディーゼルとガソリンのブロックを共有するという最先端のモジュラーエンジン「Bシリーズ」へと移行されます。スペックは現時点では公開されておりません。2015年に登場する、最も期待値の高いエンジンの一つと言えます。

BMW CarbonCore関連フォト

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