7-Series

BMW 7シリーズ CFRP製造工程のビデオを公開

最先端のボディエンジニアリングを手に入れてセグメント最高峰へと上り詰めた2016 BMW 7シリーズ。先進技術のオンパレードですが、中でも同社が「カーボンコア」と呼ぶ鉄、アルミ、カーボンのハイブリッドボディ構造が注目されています。前モデル比でボディインホワイトで200kgも削減しています。ニューBMW 730dの車重は1,755kgで、ライバルとなるA8 3.0 TDI quattroの2,045kgと比べると、ニューBMW 7シリーズの「軽さ」が理解できると思います。

BMWカーボンコアのコアコンポーネントとなるCFRP(炭素繊維強化プラスティック)の製造工程に関するビデオが公開されました。工場は長年7シリーズを製造してきたドイツのディンゴルフィング工場です。

CFRPのプレス工程


このビデオでは、カーボン繊維を金型で押し出して予備成形したものを、ロボットが金型プレスへと移し樹脂を注入しながら同時に加圧と加熱をして樹脂を硬化させている工程を解説しています。BMWが採用したのはRTM(Resin Transfer Molding)というCFRPの製法です。

なお、カーボン繊維は別工場で布に織り上げられ、積層、裁断されて「スタック」と呼ばれる状態まで加工された状態でBMWのディンゴルフィング工場へと運ばれます。さすがに「スタック」化する工程のビデオは機密情報なのでしょうか、ビデオが公開されていません。

CFRPの切削加工工程


上記のプレス工程により、ようやく「CFRP」となった各コンポーネントは、次に切削加工工程へと送られます。このビデオでは、ウォータージェットカッターでCFRPを加工している様子が撮影されています。ボルトやハーネス、配管類を通すための穴が加工されていきます。

ボディショップ


切削加工を終えたCFRPパーツは、ボディへと接着されます。このビデオでは、CFRPパーツに構造用接着剤を塗布しアルミボディに接着される工程を解説しています。広い面積に渡り連続接着しており剛性を高めていることが確認できます。
興味深いのは、1本の曲線になったルーフサイドレールが異様に細いことです。ニューBMW 7シリーズでは、A/B/Cピラーが「極端」と言えるほど剛性や強度が高そうで、もはやルーフサイドレールの役割は何ぞや?とも感じましたが、こんなに細いとは思いませんでした。

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