Volvo

ボルボが遂にディーゼルエンジンを日本に導入へ

待望の高性能ディーゼルエンジン

ボルボ・カー・ジャパンは、ボルボの新世代パワートレーン「Drive-E(ドライブ・イー)」の2.0リッター4気筒ディーゼル「D4」エンジンを、ボルボの主力5車種に搭載し日本で発売する、と発表しました。V40、V40クロスカントリー、V60、S60、XC60に搭載され、駆動方式は前輪駆動のみとなります。

新モジュラーエンジンシリーズ:Drive-E

過給機の種類や数、過給圧、そしてガソリンかディーゼルかの違いで、「D2/D3/D4/D5」のディーゼルと、「T3/T4/T5/T6」のガソリンエンジンのバリエーションを作り出しており、最先端のエンジン開発手法と評価されています。
ボルボDrive-Eのディーゼルエンジンですが、現在下記のラインアップとなっています。

D2 :ウェイストゲート付きシングルターボ
D3 :VNTのシングルターボ
D4 :ツインターボ
D5 :ツインターボ(高圧側のターボがVNT)

D4は、最高出力190ps、最大トルク400Nm/1750〜2500rpmを誇る上級スペックに位置づけられおり、最も期待値の高いディーゼルユニットです。

このDrive-Eディーゼルエンジンですが、エンジンマネジメント技術全般で日本のデンソーが関わっています。エンジンマネジメントといっても、インジェクターやプラグ、VCTコントローラー、ECU(エンジン制御コンピュータ)、センサー技術など、技術は多岐に渡りますが、中でもデンソーのインジェクター「i-Art」は、世界一の技術と評されています。燃料噴射圧は2500barと世界最高レベルにあり、4つのインジェクターそれぞれに圧力センサーを持っており、燃料噴射の緻密な制御が可能です。通常のコモンレールシステムでは1つのエンジンに1つの圧力センサーとなります。

そして、この最新のディーゼルユニットに組み合わされるトランスミッションに、日本のアイシンAW製の新しい横置きFF用8速ATを採用しています。
この8速ATの最大の特徴は軽量でコンパクトな点です。8速化したにも関わらず、6速ATの外径寸法と重量はほぼ同じという驚くほどコンパクトな8速ATです。マルチ素材を多様し1kgの軽量化を突き詰めている欧州カーメーカーにとって「段数が増えたからその分重量が重くなってしまった」とはユーザーには説明出来ないのでしょう。
レシオカバレッジは従来の6速ATの5.42から7.58へと大幅に拡大しました。高速巡航時は、高いギア比を使いエンジン回転数を抑えるためハイ側を15%も拡大し、方や、力強い加速のためロー側も19%広げギア間を細かく刻みます。「いまどきの欧州車」に必要な変速機としての機能を全て持っています。

エンジンと変速機。日本の最先端技術が盛り込まれた新しいボルボのクルマが逆輸入的に日本にやってきました。独断ですが、BMWの4気筒ディーゼルエンジンよりも、このボルボのDrive-Eの方が技術的には優れていると思います。(BMWのディーゼルはトリプルターボ化した直列6気筒が最高峰です!)
ただし、1点難点はボルボのD4エンジンにはAWDシステムが組み合わされません。4気筒ディーゼル+AWDシステムの輸入車となると、BMW X3しか選択肢はありません。

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