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BMW 330e オフィシャル

独BMWは、3シリーズ初となるプラグインハイブリッド「BMW 330e」のオフィシャル情報を公開しました。昨年11月に開催されたテクニカルワープショップで公開されたプロトタイプから約9ヶ月。そして、3シリーズのフェイスリフトの発表から3ヶ月。プロダクション版は2017年モデルでの登場が予想されてましたが、異例のスピードで製品版までこぎ着けた、という印象です。今月開催されるフランクフルトモーターショウでワールドプレミアとなります。

肝はモーターにあり

3シリーズに搭載されるプラグインハイブリッドシステム。BMWでは「BMW eDriveテクノロジー」と呼んでますが、このシステムの肝は最高出力88hp(65kW)、最大トルク250Nmを発生するBMW内製の高機能モーターにあると言えます。

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約2kmの長さとなる導線を特殊なロボットを駆使しステーター内部に「放射線状に」巻きつけます。この導線をステーターに縛り付ける工程にも特殊技術が採用されており、約14mもの特殊な糸を専用ロボットできつく縫いあげています。
「導線を密着させて高出力を得る」。
すべてはこの目的のために導入した生産技術です。そして、このステーターを摂氏165度で加熱して樹脂に浸す作業を行います。BMWは、この工程により振動に強いタフで強じんなモーターになる、と説明しています。
そしてローターですが、6枚にディスクで構成されており各ディスクには大小の磁石が12個づつ搭載されており、ローター1基に144個もの磁石を使う計算となります。この工程でも活躍するのがロボットです。専用ロボットが、モーターが滑らかに駆動するよう計算しながら各ディスクを並べます。その後150度で加熱し固定します。
このステーターとローターを一体ハウジングして、BMWのモーターが完成します。

330eでは、この高機能モーターに、最高出力184hp(135kW)、最大トルク290Nmを発生する2.0リッター4気筒ターボを組み合わせています。
モーター+内燃機関のトータルシステムアウトプットは、最高出力が252hp(185kW)、最大トルクが420Nmとなり、0〜100km/hのスプリントタイムは6.1秒、 最高速度は225km/hのパフォーマンスを誇ります。

内燃機関のトルクが100Nmに達するとモーターが稼働し、トルクが250Nmに達するまで「ブースター」として機能する仕組むです。

リチウムイオンバッテリーの仕様ですが、キャパシティは7.6kWhと発表されています。BMW 330eの最大のライバルとなるMercedes-Benz C350 PHEVは6.2kWhですので、BMW自身が「大容量」と自負するのもうなずけます。バッテリーセルは韓国サムスンSDI製です。この大きなリチウムイオンバッテリーは、ラゲッジコンパートメント下に格納されています。

走行モードですが、センターコンソールの「BMW eDrive」というボタンを押すことにより「AUTO eDRIVE」「MAX eDRIVE」「SAVE BATTERY」「AUTO eDRIVE」の各モードが選択可能です。

そして気になる330eの車重ですが1,660kgと公表されています。スタンダードの3シリーズと比べると、大容量リチウムイオンバッテリーの影響か随分重くなっています。3シリーズの真骨頂とも言える軽快なハンドリングを期待するのは難しいのかもしれません。

オフィシャルフォト:BMW 330e

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