Volkswagen

VW #Dieselgate にさらなる激震

先月、欧州自動車業界に激震が走ったフォルクスワーゲンのディーゼルゲート事件。圧縮比が18.0という出力トルクを目一杯追いかけている「暴れん坊」なディーゼルエンジン「EA189」の対応で収束するかと思いましたが、これを上回るビックインパクトのニュースが2つ出てしまいました。

① VWグループの至宝「ポルシェ」のクルマにも不正が発覚?

水平対向エンジンと迫力のルックスで、長年スポーツカーブランドの頂点として君臨してきたポルシェ。1990年代には身売りするのでは、と囁かれるほどに経営が傾きましたが、ボクスターの大成功で息を吹き返しました。そして2002年に登場したSUV、カイエンから、ポルシェとアウディ&VWの同化戦略が顕著になってきます。カイエンとアウディQ7、マカンとアウディQ5。マカンのサスペンションアームにはアウディ製である証の刻印が刻まれており、隠す事無く同じメカニズムを流用しています。
同化戦略はエンジンも同様で、カイエンのV6ディーゼルエンジンはVWトゥアレグと同じ「EA896型」が搭載されています。
そして、米国の環境保護庁が、このEA896型V6ディーゼルにも違法なデバイスがあった、と公表しました。フォルクスワーゲンは本件について詳細なコメントは発表していません。
このディーゼルエンジンのスペックを見ると、確かに怪しい気がします。エンジン重量は、ブロック素材にバーミキュラ鋳鉄を採用しているのが影響しているのか、300kgを超えるというヘビー級です。ゆえに17.0という高い圧縮比となってます。そうならば排気の再循環と排気の後処理のスペックは?と気になりますが、このエンジンに関する詳細情報が見当たりません。EA288の「二重のEGRと尿素SCR」のような環境配慮の姿が見えません。あくまでも筆者の個人的な想像ですが、このV6ディーゼルは限りなく黒に近いと思わざるを得ません。

② 1.4リッターTSIガソリンエンジンにも不正が行われていた?

最初ニュースを見た時「何かの間違いでは?」と思いましたが、1.4リッターのTSIガソリンエンジン、更に、3気筒および4気筒のブルーモーションにも何らかしかの不明瞭(不正?)な点があるようです。このガソリンエンジンは、NOxではなくCO2排出量と燃費が問題となっているようです。VWのTSIと言えば、レスシリンダー、ダウンサイジング過給、直噴&ポートのデュアル噴射、COD。。CO2排出量を削減するために、考えうる全ての機構をTSIに搭載してきたVW。「2020年までにCO2排出量を95g/km以下にする」という欧州全体の目標に対し先頭を走るのがVWで、「欧州委員会の申し子」と言われる所以です。
気になるのは、1.4リッターに該当するTSIが、EA111型のツインチャージ仕様のものなのか、CODを搭載したEA211の方なのか、どちらなのでしょうか。
いずれにしても、あくまでも筆者の個人的な想像となりますが、このTSIのCO2排出量問題は、限りなく「白」に近いと思わざるを得ません。

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