Golf

2016年末に登場の次期ゴルフの姿とは?

48Vアーキテクチャーへの移行を断行か?

欧州車に興味がある方は、「48Vアーキテクチャー」という言葉を聞いた事があると思います。2016年末の登場が予想されている「自動車のメートル原器」ことフォルクスワーゲン ゴルフの新型が48Vアーキテクチャーに移行するのでは、と噂されています。

最近のクルマは電子/電気機器のカタマリです。フォルクスワーゲンのゴルフに搭載されるプロセッサーは既に50個を超え、CAN(コントローラーエリアネットワーク)の信号数は6500を超えています。今後数年後のクルマに必要とされる電力消費量は「8〜10kWh」とされており、現在のクルマが「3kWh」くらいであることを考えると現在のクルマの12V系の電圧では既に限界に来ていると言えます。そうなると、数百V級の電圧システムを持つ電気自動車が有望か?と思いきや、システムが重く、そして何よりもコストが高い。

それでは、この電圧を高めれば良いのでは?ということになりますが、そう簡単な話ではなく、クルマに搭載される電装部品を全て12Vシステムから別電圧対応システムへの総入れ替えを断行しなければならず、部品メーカーの協力が不可欠となります。人に例えると、臓器移植のレベルではなく、体内の大動脈を全て移植するようなものでしょうか。

次期ゴルフでは、部品メーカーも巻き込んで、この48Vアーキテクチャーへと移行するのでは?と言われています。「火の無い所に煙は立たぬ」で、コンチネンタル、ボッシュ、ヴァレオというVWグループを支えるメガサプライヤーは淡々と準備しているのでしょう。

48Vシステムでは、ベルトスターター・ジェネレーターにより十分に回生できるため、スタート&ストップ、トルクアシスト、回生ブレーキ、発電といった機能を持つようになることが「マイルドハイブリッド」と呼ばれる所以です。
そして、48Vの電圧により、ターボ機構も電動化されます。TSIのターボラグ解消が主目的になります。その他、排ガスを利用する機械式ターボチャージャーと異なり、内部の温度が低温であることから、特別な素材を採用する必要がありません。低コストで作れるという利点を持ちます。さらに、ディーゼルエンジン+電動スーパーチャージャーの組み合わせにより、昨今#Dieselgateで話題のNOxを下げるのに大変効果的です。

48アーキテクチャーを採用する次期ゴルフのTSIエンジンは、1.0リッター3気筒エンジンがメインになると予想されています。Cセグメントの未来は4気筒ではなく3気筒になると確認できます。

なお、「VWイノベーション2014」のワークショップで最も注目を集めたプロトタイプ「DQ511」という型番の10速DSGの開発はペンディング状態であると言われています。おそらく次期ゴルフにも搭載されないと思います。

来年のジュネーブモーターショウあたりで、ゴルフMK8の概要が明らかになるはずです。

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