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2017 Jaguar XE AWDシステムを搭載へ

アウディA4への挑戦状。

英ジャガーは、大ヒットとなったDセグメントセダン「XE」の2017年モデルの概要を公開しました。最大のアップデートはAWDシステムを搭載する点にあります。

メルセデスベンツCクラス、BMW 3シリーズ、アウディA4など競合車ひしめく大激戦区の「プレミアムDセグメント」に新風を吹き込んだのがジャガーXEでした。
「前輪駆動のエンジン横置き」というレイアウトで、プラミアムブランドのジャガーらしからぬチープな機構で勝負した「Xタイプ」ですが、結果は大失敗に終わりました。

この反省を踏まえ、XEでは徹底的にダイナミクスを追求しています。後輪駆動、エンジン縦置き、前後重量配分50:50へと機構を改めて、さらに様々なメカニズムを付加することにより、まるでスポーツカーのような運動性能を実現しています。
最大の評価は、軽量ボディにあります。ホワイトボディの75%にアルミ合金を採用しています。さらにクロスビームにはマグネシウム合金を使っています。骨格系には、ジャガーの盟友となったノヴェリス社の6000系合金を使っており、腐食が心配な7000系は使っていません。ボディシェルの重量はなんと251kgという軽量化を実現しました。上記のプレミアムDセグメントカーの中で、最も先進的で、かつ最も洗練されたボディです。

そしてシャシー。前後サスペンション形式は、フロントがダブルウィッシュボーン、リアがインテグラルリンクとなっています。フロントのダブルウィッシュボーンはアッパーリンクをタイヤの上に配置していますが、この理由はキャンバー剛性の最適化、とジャガーは公表しています。このレイアウトだとフロントのホイールハウスにスペースが要求されるので、通常Dセグメントでは採用されません。まさに「英断」です。
そしてリアのインテグラルリンクも独創的です。呼び方はBMW 5シリーズと同じですが、レイアウトは大きく異なります。アルミ合金製のナックルを3本のアーム、H型のロワリンクとI型のアッパーリンクそしてコントロールリンクで支える方式を採用しています。レンジローバーにも見られるリンク構成です。また、コイルスプリングとダンパーのレイアウトを分離しており、恐らくグループのランドローバーディスカバリースポーツと同じ機構だと思われます。

AWDシステムを搭載し全天候型のセダンへと進化。

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最高出力180PSの2.0リッターディーゼルエンジン搭載車、そして3.0リッターV型6気筒スーパーチャージドエンジン搭載車に、AWDシステムが搭載されます。
システムは、Fペースと同じです。「Intelligent Driveline Dynamics (IDD)」と呼ばれるシステムの内容は、センターデフロックとトルク配分機能を持つ電子制御式多板クラッチ、そしてフロントデフを備えるトランスファーギアボックスとなります。通常は100%後輪を駆動しており、悪路に入ると各種センサーからの情報をトランスファーのECUが受け取り、より安全に速く旋回できるよう制御するオンデマンド型のAWDです。BMW 3シリーズのxDriveとコンセプトは似ており、「あくまでも後輪駆動」というスタンスを崩していません。

オフィシャルビデオ:The Jaguar XE Gains All-Wheel Drive

インフォテイメントシステムも大幅進化

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インフォテイメントも大幅に進化です。従来型の8インチタッチスクリーン式「InControl Touch system」が標準となり、さらにオプションで10.2インチのタッチスクリーン式「InControl Touch Pro」がチョイス可能となりました。クアッドコアプロセッサを搭載しており複雑なグラフィックスの素早く描画が可能です。
以下は、F-PACEに搭載されている同じシステム「InControl Touch Pro」の概要です。


オフィシャルフォト:The Jaguar XE Gains All-Wheel Drive, Next-Generation Infotainment System and Apple Watch Connectivity

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