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【コラム】MAZDA販売数急減について考える

MAZDAの販売数が急減している、というニュースを見ました。販売台数は5月は前年比59.2%減、6月は54.4%減と急ブレーキ状態のようです。この急減の理由が「MAZDAは値引きをしないから」という分析をしている評論家がいるようです。筆者は到底、この論調には納得できません。

クルマの販売手法にも新しいエコシステムの構築を

Volvo XC90の初回生産分を全てネットで販売したというニュースがありました。ボルボの役員は、クルマの販売手法に新しいエコシステムを構築しようとしています。具体的にはネットでオーダーを受け付けてユーザー用にカスタマイズして近隣のディーラーに納品する、という手法です。当然、全ユーザー同一料金です。
テーマは「impartiality」で、「全てのユーザーに偏見のない公平さを」という考え方です。同じクルマにも関わらず、声の大きい人、交渉が巧い人、こういう人達だけが値引きを獲得でき、セールスマンの言葉を信じて言われるがままの料金で契約をする人は損をする。クルマは高額商品であり一般庶民からすると一生で数回の買い物です。洋服のセール品とは全く違います。「このクルマでライフスタイルを変える」。明日への希望を持って貯金を切り崩し清水の舞台から飛び降りるつもりでクルマを購入する人が大半だと思います。
同じクルマにも関わらず人によって数十万の価格差が出ること自体、異常だと感じるのは筆者だけでしょうか。自動車メーカーは、一部上場企業で日本企業の模範となる存在であり、社会的責任を果たさなければなりません。「人の性格」によって販売金額が違うことは普通と考えているのでしょうか。

MAZDAは、基本値引きをしないようです。真意は当然筆者にはわかりませんが、ボルボと同じく「impartiality」という考えがあるのでしょうか。なぜ評論家たちは、こうしたattitudeを応援しないのか、全くもって意味不明です。MAZDAはもっと評価されるべき自動車メーカーです。エンジニアリングに向き合わない自動車メーカーは消えると容易に想像できます。エンジニアリングオリエンテッドな日本の自動車メーカーは、MAZDAとSUBARUしかいない、と当ブログでも度々主張してきました。MotorFanなど、そうしたMAZDAの開発姿勢を高く評価するメディアもありますが、残念ながらそれは一部です。出てくる広告費が大手メーカーと違うんでしょうね。

「人馬一体」。理想燃焼の追求という明確な開発ゴールを定め、圧縮比、空燃比、燃焼期間などを制御するためにHCCIに取り組んでいるのはメルセデスとMAZDAだけでしょうか。MAZDAは内燃機関に実直に向き合っており、エンジニアリングオリエンテッドな姿勢を持つ数少ない自動車メーカーです。アウディによって一躍注目された「ライトサイジング」という考え方も、元ネタはMAZDAでした。過給によるダウンサイジングは低回転時のドライバビリティに否定的な見解を示し、燃焼完了率の観点から排気量を2.5リッターにアップグレードしたことは記憶に新しい。

当ブログでは、MAZDAとSUBARUを応援し続けます。欧州勢と戦える日本の自動車メーカーは、この2社だと信じています。

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2 thoughts on “【コラム】MAZDA販売数急減について考える”

  1. 俺はマツダ嫌いですね
    ディーラーがコンプライアンスを
    守れず度々不祥事起こしてたり、マツダコネクトをあんな状態で販売しちゃったり
    企業としての安心感がない。とても自分が数百万を出そうと思える企業ではないですね

  2. マツダは市場を甘く見ている感じがします。

    典型的なのはロードスター。北米で2Lを出しておいて、日本では1.5Lで十分と考える。しょせん所得の低い人たちに売っているんだし、スピードも出さないでしょ...という姿勢が伝わってきます。

    評論家はいつも甘々の評価をして賞を簡単にあげますが、買う側は冷静にそんな企業姿勢をみています。値引きはともかく、値段が高いマツダ車を買う人はいないはずです。この記事も書き手の主観以上のものがないように思います。

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