2017 Mercedes-AMG E63 オフィシャル!

2016年10月30日
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独Mercedes-AMGは、同社4ドアセダンの最速サルーン、メルセデス-AMG E63に関する情報を公開しました。来月開催のロサンゼルス・モーターショーでワールドプレミアとなります。先代の5.5リッターV8ユニットから4.0リッターV8ツインターボユニットへとダウンサイジングされています。車種は2種類あり、「Mercedes-AMG E63 4MATIC+」と「Mercedes-AMG E63 S 4MATIC+」です。

気になるのは「4MATIC+」の部分で、スタンダードの4MATICとは設定が異なります。「newly engineered」とありますのでMercedes-AMGが新開発したものです。
後輪駆動ベースの4MATICは、通常前33%:後67%にトルク配分しリアバイアスである点が特徴です。そしてMercedes-AMG C43やMercedes-AMG GLC43などに搭載されているAMGチューニングの4MATICは、さらにリア志向となり前31%、後:69%に設定しています。
そして、Mercedes-AMG E63の新しい「4MATIC+」ですが、駆動配分を固定しない可変トルク配分となりました。さらに驚きが、このドライブシステムにはドリフトモードがサポートされています。4WD車がドリフトできるのも完全な可変トルク仕様になったからです。下記ビデオで、ドリフト走行するMercedes-AMG E63の姿が確認できます。

オフィシャルビデオ:レーストラックを疾走する2017 Mercedes-AMG E63


搭載するエンジンは、今やMercedes-AMGのフラッグシップとなった4.0リッターV型8気筒エンジン(M178)となりました。最大トルクはM178最大の450kW(612hp)、最大トルク850Nmというから驚きです。これは「E63 S 4MATIC+」の方で、「E63 4MATIC+」は、トルクが420kW(571hp) 、トルクは750Nmです。4.4リッターV8を搭載するBMW M5、4.0リッターV8を搭載するアウディRS6を超えた数字です。
「AMGきってのハードコアの中のハードコア」、Mercedes-AMG GT Rの出力でさえ430kW(585hp)ですので大幅なジャンプアップです。この大幅アップデートの要因は、ツインスクロールターボとなった点です。1〜4気筒、5〜8気筒で排気管を分けて排気干渉を抑えスロットルレスポンスの向上も狙えます。機能的には良い事ばかりですが、デメリットは複雑な部品となることから製造コストが上がることです。
また、燃費性能にも配慮しており、1000rpm〜3250rpmの低負荷時に4つのシリンダーが休止する気筒休止システムも採用しています。
LSDですが、E63 4Matic+にはメカニカルが、E63S 4Matic+には電子制御式が搭載されています。

オフィシャルビデオ:Mercedes-AMG E63 S – Design Studio

オフィシャルフォト:The new Mercedes-AMG E 63 4MATIC+ and E 63 S 4MATIC+: The most powerful E-Class of all time