Q-Series

2017 新型アウディQ5のクアトロシステム解説動画

今年のパリモーターショウで世界初公開されたアウディのミドルサイズSUV「Audi Q5」のセカンドジェネレーション。メカニズムにも注目が集まりますが、同社最新のAWDシステム「quattro with ultra technology」が搭載される点に注目です。

アウディのクアトロというと、トルセン式センターデフを使用する「フルタイム4WD」という強烈なイメージがあります。エンジンからの出力を径の小さいサンギア側を前輪に、径の大きいリンクギア側を後輪に出力し、常時前:40、後:60の割合で分配します。前後輪にグリップ力の差が生じると遊星歯車の歯面の摩擦力によりギアの作動を制限し、前70:後:30〜前15:後:85の間でトルク配分が調整します。

そして、今回新たに採用された「quattro with ultra technology:通称:クアトロウルトラ」は、ギアという部品ではなく、ソフトウェアにより出力配分を制御する方針へと変更しました。Q3、A3など「エンジンを横置き」するオンデマンド型とコンセプトは同じで、「エンジンを縦置き」するA4&A5、Q5用に設計されたオンデマンドです。
下記が解説動画です。

2017アウディQ5に搭載される新クアトロシステム解説動画


動画で確認できますが、4輪を駆動する必要がない、とQ5のコンピューターが判断した時は、前輪駆動のみで走ります。後輪へのトルク配分を調整するカップリングが7速Sトロニック最後部に配置しており、湿式多板クラッチの圧着力を調整し必要なトルクを後輪へと配分します。後輪への配分が必要ない時はクラッチを開放しますが、ここに新しい仕掛けが用意されています。
VWゴルフR、アウディA3、S3、RS3、Q3、ボルボXC40、60など、「エンジン横置き用のオンデマンド型の4WD」の弱点は、クラッチを開放したあともプロップシャフトはひたすら回転し続け、燃費改善のためにオンデマンド型にしたはずなのに、その努力が水の泡となる点でした。
アウディはこの問題を解説しようと新システムを開発しました。リアデフにドグ式のクラッチを配置し右後輪の回転をリアデフから切り離します。左後輪側のギアは回転しますがリンクギアは停止します。となればプロペラシャフトも停止する訳で駆動損失を回避できます。
ご興味がある方は、上記の解説動画を注視してみてください。

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