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2018 Porsche Cayenne ワールドプレミア

カイエン第3章が始動。新世代の車へと進化する。

独ポルシェは第3世代となる同社の大ヒットSUV、カイエンのオールニューモデルに関する情報を公開しました。シュツットガルトを拠点とするスポーツカーメーカーは、SUVに強力なターボエンジンと新しい8速Tiptronic Sギアボックス、新しいシャシーシステムとボディストラクチャー、そして最新鋭のインフォテインメントディスプレイとコントロールコンセプトなどの最新鋭の武器を与えて、新世代への幕開けを宣言しました。プラットホームは同郷のアウディQ7と共有ですが、ポルシェいわく「911の再現」と断言している要素はいくつか見受けられます。

刷新されたシャシー

第3世代のカイエンでまず最初に特筆しなければいけない点はシャシーにあります。ニューカイエンは911ファミリーである、とポルシェは宣言していますが、その象徴となる技術はRear-axle steering:アアクスルステアリングという後輪操舵システムだと思います。リアアクスルステアリングは、左右のリアホイールに備わるふたつの電気機械式アクチュエーターを使って最大1.5度までリアを操舵させる、という911に備わる機能です。以下の動画が参考になります。バリアブルホイールベースというイメージでしょうか。
 

 
時速50km/hまでは、後輪を前輪と逆の向き(逆位相)にステアし、コンパクトカーのような取り回しの良さを実現。そして一方で高速コーナリング時や高速でのレーンチェンジ時など時速80km/hを超えると、後輪を前輪と同じ向き(同位相)にステアし、ホイールベースが長くなったかのような安定性をもたらします。(下図参照)。高速で車線を変更するときのスタビリティを向上させ、減速して角を曲がる時は「ホイールベースが短くなった」のごとく回転半径が短くなる。SUVのカイエンこそ重宝される機能かもしれません。

そして、新型パナメーラにも搭載されているPorsche 4Dシャーシコントロールシステムが採用されました。このシステムは、ロールを安定化させるシステム「ポルシェダイナミックシャシーコントロール(PDCC)」やアクティブPASMダンパーシステムなど各種電子デバイスと連携し、車両の走行挙動をリアルタイムに検出してシャシーを統合制御するものです。各種電子デバイスを束ねるオーケストラの指揮者のようなイメージでしょうか。

エアサスペンションは、3チャンバー式へと進化しました。アダプティブなエアサスペンションシステムは、メルセデスベンツに一日の長がありますが、ポルシェも複室化を推し進めています。

この新しい3つのチャンバー技術を使用し「オフロードモード」を新たに設定することに成功しています。泥、砂利、砂、岩などの穏やかなオフロード地形のコンディショニングを実行する4つのモードが選択できます。

これらのニューカイエンのシャシーの進化は、ニューパナメーラと同様のシステムとなっています。以下の動画が参考になります。
 

軽量化されたボディ

911とPanameraに続き、ニューCayenneの新ボディにも合金とスチールを組み合わせています。ドア、ルーフなどの外装についてはは全体的にアルミニウムを使用しており、フロアパン、フロントセクション、その他シャーシコンポーネントも合金製です。 LEDメインヘッドライトや、より大きくなったホイール、ParkAssistシステム(フロントとリア)など拡張された装備にも関わらず、重量は2,040kgから1,985kgに削減されました。

刷新されたエンジン

搭載するエンジンですが、当初は2種類ラインアップされます。ノーマルのカイエンに搭載される3リッターV6ターボエンジンは最高出力250kW(340hp)を発生し、従来の29kW(40hp)以上の性能を発揮します。 そしてCayenne Sに搭載される2.9リッターのV6ツインターボエンジンは、最高出力を324 kW(440 hp)までアップデートさせ、前モデル比で15 kW(20 hp)のアップとなります。これらのエンジンは、Audiが主幹となり新開発したポルシェと共有するVWグループの新世代モジュラーエンジンです。

オフィシャルフォト

 

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