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BMW M8 GTEをIAA2017で公開

BMW 8シリーズクーペへの序章

独BMW Motorsportは、現在開催中の2017フランクフルト国際モーターショー(IAA)において、世界的なGTレースのための新しいトップ・オブ・ザ・レンジ・モデル「BMW M8 GTE」を正式に発表しました。 今年末にワールドプレミアが予定されているBMW 8シリーズクーペをベースとしていますが、8シリーズクーペが発売される前に、FIA世界耐久選手権(FIA WEC)を含む来年のシーズン向けに投入されるレースカーです。そしてビックニュースが、BMWモータースポーツがBMW M8 GTEを提げてル・マン24時間(FRA)に復帰します。

まず、このクルマが初めてレーストラックに姿を見せるのは2018年1月のデイトナ24時間レースです。そして主戦場はル・マンを視野に入れたFIA 世界耐久選手権を想定しているようです。

エンジンは・・

BMW M8 GTEに搭載するエンジンですが、BMW TwinPower Turbo Technologyを搭載したV8エンジンです。S63型の4.4リッターをベースにしているようですが、規制の関係で4.0リットルの容量にダウンサイジングしています。この新型エンジンは、間違いなく8シリーズクーペをベースにした「M8」に搭載されるでしょう。何故ならばシリンダーブロックとシリンダーヘッドは商用エンジンのものを使う、と公表しています。エンジン生産は独ランツフート工場にて行われます。

興味深いのは、ボア:89mm&ストローク80mmと発表している点です。S63型の4.4リッターエンジンは89.0×88.3mmですので大きくショートストローク化し高回転&高出力型を志向していることが伺えます。現に最高出力500hp以上を7,000 rpmで引き出る、とBMWは発表しています。組み合わせるトランスミッションは、6速レーシングギアボックスです。

クルマの「仮想開発」を推進

BMW M8 GTEの開発において中心的な役割を果たしているのが「仮想開発:“Virtual development” 」だと言います。例えば、トラクションコントロールは、人工知能システムの助けを借りて開発されています。また、トポロジー最適化設計によって得られた形状を3Dプリンターで造形しラピッドプロトタイピングに邁進しています。

また、BMW M4 DTMの開発で話題となった非接触自動3次元測定システムをフル活用し、測定工程のオートメーション化を実現しています。手作業で組み立てられるレーシングカーは、寸法が正しく遵守され、実装されていることが不可欠です。不具合があると人命にも関わるからです。レースカーが組み立てられた後に完璧な品質管理を実現している、とBMWの品質管理エンジニアが言及しています。

CFRPを大量に使った軽量ボディ

BMW M8 GTEは、一貫した軽量設計により開発されています。CFRP部品を大量に使用しており大幅な軽量化を実現しています。驚いたのが、4,980mmの全長と2,046mmの全幅で大きなクルマなのですが、車重はわずか1,220kgとのこと。 生産版のBMW 8シリーズは当然ここまで軽量ではありませんが、CFRP部品を沢山使うことは間違いないでしょう。BMWは、CFRPによるボディ制作では世界1の技術を持っており、追随できるメーカーはいない、というのが実情です。

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