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2018 Mercedes-BenzニューAクラス オフィシャル情報を公開

車内でのユーザーエクスペリエンスを革命する

独メルセデスベンツは、第四世代となるCセグメントのハッチバック「A-Class」に関するオフィシャル情報を公開しました。エンジニアリング的にも注目点は多いですが、インフォテイメントが大幅革新となっており、「MBUX – Mercedes-Benzユーザーエクスペリエンス」と呼ぶ直感的な操作とインテリジェントな学習ソフトウェアを組み合わたハイテクシステムを搭載している点が話題となっています。

オフィシャルビデオ:走行シーン

 

 

クラストップの空力性能

Mercedes-Benz A-Class, testing wind tunnel

第四世代となり、空力性能ではクラストップとなりました。Cd値は0.25と公表されています。メルセデスの空気力学エンジニアは、コンピュータベースの気流シミュレーションを徹底的に行い、その結果に基づいて効果的な対策を実施していています。

コンパクトクラスで初めて、「two-section AIRPANEL(オプション)」を採用しています。ラジエーターグリルの後ろにあるこのルーバーシステムは、冷却の要件に応じて調節可能なルーバーを開閉します。ナンバープレート下のエアインテークに追加のルーバーシステムがあり、この性能をさらに向上させます。 前輪と後輪のスポイラーは、ホイール周りの空気流の損失を少なくするために最適化されています。さらに、車輪のアーチはエンジンルームから絶縁されており、ラジエータの周囲はシールドされています。これにより、より正確な冷却空気の方向とより効率的な冷却システムが保証されます。

新型エンジンの投入

A200には、1.33リッターの新しいエントリーレベルのエンジンM282が搭載されます。エンジン分野で協力関係にあるルノーとの共同開発品です。前モデルの1.6リットルのM270エンジンと比較して、出力は最大11%増加、リッター当たりの出力は25%以上増加しています。ターボチャージャーは、電子制御のウェイストゲートを備えています。そして「シリンダーシャットオフ」と呼ぶ気筒休止機能をメルセデスベンツ製エンジンで初めて採用したエンジンです。1250~3800rpmの負荷範囲では、動力要求に応じて、第2および第3のシリンダの吸気弁および排気弁は、バルブクリアランス調整によって閉じらます。フリクションを最小限に抑えるためにシリンダ壁はNANOSLIDEを使用してコーティングしてます。そしてピストンスカートには「Eco-Tough」という特殊なグラファイトコーティングが施すこだわりです。

もう1つの技術的特徴は、デルタシリンダヘッドと呼ばれるものです。これは、設置時にわずかに高くなるが、従来のシリンダヘッドよりもはるかに狭くて軽い点が特徴です。最大250barの高圧インジェクションポンプをコンパクトに配置する特許を取得しています。ノズルは、燃焼室の中心に配置され、これにより弁が燃料の噴流にさらされることなく噴射が行わレます。 この新型の高圧縮4気筒エンジンには、パティキュレートフィルタが標準装備されています。この新しいエンジンには、7G-DCTデュアルクラッチトランスミッションで利用可能になり、後に4MATIC全輪駆動でも利用可能になる予定です。 

Mercedes-Benz 4-cylinder-gasoline engine M260

そして、A250には、M270のバージョンアップ版となる2.0リッター4気筒エンジンのM260を搭載します。M270と比較して6%出力が向上しています。鋳鉄製シリンダーライナーを備えたダイキャストアルミニウムのエンジンブロックの大量生産はメルセデスとしては初の試みとなります。またメルセデス車内で「トランペットホーン」と呼ばれる「CONCAPHAPE®」という技術を採用してます。シリンダボアがシリンダライナの下端部で広がっており、その姿がトランペットの口に似ていることから、このように呼ばれてます。この技術はピストンのフリクションロスを低減させるための技術です。そして、シリンダーヘッドには、バルブアセンブリの吸気側でバルブリフトの2段階調節を可能にする可変バルブタイミングシステム「CAMTRONIC」も当然搭載されてます。ターボチャージャーは、M282同様に電子制御のウェイストゲートです。

シャシー

Merzedes-Benz A-Class, drive train with adjustable damping

サスペンションは、フロントがMcPhersonで共通ですが、リアはA200がトーションビーム、A250が4MATICとの組み合わせで4リンクとなります。4本は、3本の横方向アームと1本のトレーリングアー​​ムという構成です。リアアクスルは、サスペンションから車体に伝達される振動がより少なくなるように、ゴム製ブッシュによってボディーシェルから隔離されたサブフレームに取り付けられています。このサスペンション構成を見ると、A250の方が高額ですが、リアのパフォーマンスにA200と格段の違いがある、ということになります。

ニューAクラスの標準仕様は、スチールスプリングとDYNAMIC SELECTを備えたサスペンションとなります。15ミリメートル下げられたサスペンションは、よりスポーティな特性のためにスプリングとダンパーを特注しています。

アダプティブダンピングコントロール付きのサスペンションは、ドライバーが好みのダンパー特性を選択できます。 4つのショックアブソーバのそれぞれのバルブは、電子制御されておりオイルの流れを制御します。ダンピングキャラクターは、オイル流量の調節によって変更されます。

AIテクノロジー:MBUX – Mercedes-Benz User Experience

Mercedes-Benz A-Class. Interior: Upholstery DINAMICA microfibre / ARTICO man-made leather. Exterior: designo mountain grey magno

新しいインフォテインメントシステム「MBUX – Mercedes-Benzユーザーエクスペリエンス」は、人工知能の搭載によりドライバーの志向などを学ぶことができると言います。メディアディスプレイのタッチスクリーン操作による高解像度ワイドスクリーンコックピット、バーチャルリアリティー(オプション)によるナビゲーションディスプレイ、インテリジェントな音声認識制御があります。「Hey Mercedes」という言葉で音声認識ソフトウェアが起動します。 

MBUXで利用可能なハードディスクナビゲーションデータとしてHERE社のものを利用しており、目的地から、ドライバーが興味を持ちそうな目的地(POIs – Points of Interest)を提案したり、次のガスステーションにナビゲートしたりします。オンボードナビゲーションは、オンライン接続なしでも機能します。

MBUXに搭載されている人工知能の詳細はわかりませんが、次のような例が公表されています。たとえば、火曜日に母親に電話をすることが多い人に、火曜日になるとディスプレイに母親の電話番号を提示します。その他、特定の時間でラジオ局のニュースに切り替える人には、これを提案としてドライバーに定時します。さらに、ドライバーが頻繁に走行するルートをナビゲーションシステムが検出した場合、この目的地へのナビゲーションの準備をバックグラウンドで開始します。

MBUXは、3つのバージョンで展開されます。ベーシックモデルは、タッチスクリーン、左右のタッチコントロールボタンを備えた多機能スポーツステアリングホイール、USBインターフェース(タイプC)、Bluetoothテレフォニーおよびオーディオソース用の接続で構成されます。拡張バージョンでは、パーソナライズ、予測機能、テーマワールド、Wi-FiホットスポットなどのMBUX機能が拡張されます。 さらに追加費用で大きなディスプレイ(10.25インチ/ 26cm)+メーターパネルディスプレイ(10.25インチ)が搭載されます。タッチパッド、HDナビゲーション(3年間のライブトラフィック、Car-to-X通信とマップ更新を含む)、ヘッドアップディスプレイ、Burmester®サラウンドサウンドシステムなどもパッケージングされます。また、バーチャルリアリティ 、交通標識アシスト、ナビゲーションサービスなど、その他特有のオプション機器を注文することができます。 

自動車の従来の音声制御システムは、ユーザから決められた固定コマンドで作動します。一方で、メルセデスの自然言語認識技術「LINGUATRONIC」では、事実上すべてのコマンドで作動し、インフォテインメントと車両操作の分野からのほとんどすべての文を認識し理解する、と発表されています。例えば「24℃に設定する」という明確なコマンドの代わりに、「私は寒い」と言った場合など、間接的なスピーチも認められます。 LINGUATRONICは、ステアリングホイールのボタンまたは「Hey Mercedes」コマンドを使用して起動されます。音声制御は、オンボードソフトウェアとクラウドの両方を使用するハイブリッドシステムとなっており、可能な限りスピーチを理解しユーザーの要求に応答します。 このシステムは、どの応答が最も対応の可能性が高いかを決定し数秒以内に応答します。これは、他社のアシスタントとは対照的に、言語アシスタントはインターネットに接続していなくても応答することを意味します。

今まで、自動車の「おまけ」として展開されてきたインフォテイメントシステムは処理能力の低い安いチップを搭載してきたからですが、この劇的な機能変化は、Nvidia社の強力なGPUテクノロジの恩恵です。

オフィシャルフォト

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