FIATVolkswagen

VW、スズキとの提携見直しへ

スズキがVWとの提携を解消する、という発表が波紋を広げています。スズキがフィアットグループとディーゼルエンジンの分野で協業する、と発表されたのが事の発端です。

→スズキによるプレスリリース
http://www.suzuki.co.jp/release/d/2011/0912/index.html

フォルクスワーゲンとトヨタの2強時代に突入した自動車業界。フォルクスワーゲンの経営陣にとって、自分を将来追随してくる存在は誰か?と考えた時、フィアットグループが常に頭に浮かぶのでしょう。自分の脅威となる存在を消す為に、Ferrariの買収への模索Alfa Romeoの買収への模索など、ライバルを潰すための様々なチャレンジを行ってきました。
しかし、フィアットグループの存在が日に日に大きくなっています。まさにフィアットは「目の上のたんこぶ」なのでしょう。

まず、フォルクワーゲングループが弱い米国市場です。なんと言ってもフィアット&クライスラーグループとの資本提携の強化がVWにとってインパクトが大きかったようです。エントリーモデルのフィアット、ミドルセグメントのアルファロメオ、プレミアムセグメントのマセラティの米国での販売拡大が見込まれます。

米国市場以外でもクライスラー&フィアットによるアルファロメオの共同展開、プレミアムセグメントで圧倒的なブランド力を持つフェラーリがプロデュースしたエンジンを搭載するMaserati SUVの発売など、ミドル&アッパー&プレミアムセグメントで、VWの各ブランド(アウディ、ポルシェ)に真っ向勝負を挑み始めています。

フィアットグループの最大の弱点なのがエントリーモデルを作るための生産技術です。「品質が良いクルマを安くグローバルで大量に作る」ための秀でた技術が今のフィアットグループにはない、といっても良いでしょう。

もし仮に、この分野で秀でた技術を持つスズキが、Fiat500やPandaのグローバル生産を手助けすれば。。。フォルクスワーゲンにとって最悪のシナリオです。

スズキがフィアットからディーゼルエンジンを供給受ける、との報道内容ですが、スズキとフィアットグループとの提携深化を恐れている、というのがVWが過剰反応した理由と考えられます。

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